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技術部

大庭 奈緒子

設計アシスタント

建築・設計の仕事を始めたきっかけは?
昔から建築に興味があって、最初は営業としてこの世界に飛び込みました。お客さまの想いを一緒にカタチにしていく仕事がすごく楽しくて、展示場の設えなどを担当するうちに、インテリアにもどんどん惹かれていきました。
そんな中、家庭の事情で福岡を離れることになり、続けたくてもこの仕事から離れないといけないかな…と思っていたんです。でも、WEB申請を活用すればフルリモートでも仕事ができると知り、今は離れた土地に住みながら、福岡のお客様のおうちづくりに関わらせてもらっています。
少しでも誰かの「暮らし」に寄り添えることが、やっぱり嬉しいですね。


業務をしていて、驚いたこと・大変だったことを教えて下さい。
営業やコーディネーターの時代も、おうちづくりが簡単なものではないとは分かっていたつもりでしたが、いざ申請業務を担当するようになると、それぞれの土地や建物ごとに必要な法令や手続きがまったく違っていて、本当に勉強の連続です。
たとえば同じような間取りでも、敷地の形や道路との関係で対応がガラリと変わることもあります。以前は見えていなかった「裏側のしくみ」に戸惑いながらも、どうすればお客さまの夢を現実にできるか…と、今まで以上に深く考えるようになりました。
家って、ほんとうに一つひとつがオーダーメイドなんだと、改めて感じています。
この業務が好き!というものを教えて下さい。
立面図や展開図を描いていくうちに、おうちの全体像が見えてきて、「このご家族はどんな暮らしをするのかな?」と想像するのが楽しいんです。
私はシンプルでナチュラルなテイストが好きなのですが、「このお客さまはきっと、こんな家具を選ぶのかな?」とか「どんな色づかいになるのかな?」なんて考えていると、つい時間を忘れてしまいます。図面ってただの線に見えるかもしれませんが、その先にある生活や、これから始まる物語を想像することが、私の中ではとても大切な時間です。
好きな家事または嫌いな家事を教えて下さい。
料理が大好きなんです。実家が食堂を営んでいたこともあって、私にとって料理はストレス発散でもあります。だからこそ、キッチンまわりの使い勝手にはこだわりたいタイプ。広々とした作業スペースやパントリー、スッキリ隠せる収納があると嬉しいですね。
今は雪の多い地域に住んでいるので、ストック食品が多くなる分、見た目の「整え方」もすごく意識するようになりました。実施設計の仕事をしているからこそ、収納の量や場所、家事動線の工夫など、リアルな視点で気づくことが多くて…キッチンからの視線や採光、掃除のしやすさまで含めて、毎日の料理がもっと楽しくなる空間を、たくさんのご家庭に届けられたらと思っています。
これから家づくりを考えている人 向けて、アドバイスをお願いします!
近ごろは、断熱性や耐震性といった住宅性能への関心が高まっていますよね。気候の変化や地震の多い日本だからこそ、性能はとても大事。
でも、性能だけでなく「ときめき」も忘れないでいてほしいなと思うんです。ちょっとしたデザインのこだわりや、家族が笑顔になる場所がひとつあるだけで、おうちって何倍も愛おしくなるから。時には制約もあるかもしれませんが、その中で「自分たちらしさ」を少しでも取り入れられるように、私たちも一緒に考えていきたいと思っています。
長く住む家だからこそ、思い出が積み重なって、どんどん「自分たちの場所」になっていくはずです。