田島 功三
家具部門
          
 
          田島 功三(木工房つばさ)
- 田島さんの経歴を教えてください
- 福岡市出身です。
 とにかく、幼少期からモノづくりが好きで、粘土や積み木でいろんなモノをつくって遊ぶ日々。厚紙、セロハンテープ、ハサミがあれは、それだけで無限にモノづくりが出来ました。
 
 地元の工業高校建築科を卒業後、約20年大工としてたくさんの家づくりに勤しんできました。ただ昨今の家づくりは、既製品や規格品を組み立てる事が多く、少し物足りなさを感じ「大工は好きだが、細工をしたい!」という気持ちが大きくなり、一念発起して職業訓練校木工家具科へ入校。
 家具づくりの基礎を身につけ、家具職人となりました。
 
- 田島さんがされている仕事を簡単に教えてください
- オーダー家具の制作が主な仕事です。とくにレジンをつかった一枚板のテーブルは好評をいただいております。
 また今まで使っていた家具のリメイクも対応可能です。
 今後挑戦していこうと思っていることとしては、テーブルや椅子など作った後の廃材を積み木やDIY家具として使ってもらうために「端材市」や木の温かさや心地よさを知ってもらうための「ワークショップ」などのイベントを月に1度行っていく予定です。
- 田島さんの「モノつくり」への想いを教えてください
- 大工として多くの住まいを手がける中で、次第に物足りなさを感じるようになりました。家づくりが工業化し、品質向上や工期短縮が進む一方で、既製品や規格品を組み立てることが増え、"つくる"喜びが薄れてしまったからです。
 「お客様一人ひとりに、本当にふさわしいものを届けたい。」
 もともとモノづくりが好きな私は、家という枠を超え、もっと自由に手を動かしたいという想いが募り、家具職人の道へ進みました。
 例えば、ダイニングテーブルをつくるとき、
 「ここにお母さん、お父さんはこっち、子どもたちはここかな?」と家族の団らんを思い描きます。お父さんが「おかわり!」と声をかけると、子どもたちも「僕も!」「私も!」と笑いながら続く──そんな暮らしのワンシーンを想像しながら、家具に命を吹き込んでいくのです。
 家族の真ん中に、ずっと愛される家具を。
 そんな想いで、今日も一つひとつ丁寧に仕上げています。
 
- お勧めの作品
- 一枚板のダイニングテーブルです。
 
 圧倒的は存在感。
 唯一無二のその表情。
 自然がつくり出す曲線美。
 家族みんなが集まり囲いながらの団欒。
 食事が変わります。
- オーダー家具に興味のある方に一言
- 「オーダー家具」と聞くと高いイメージがあると思います。
 確かに既製品と比べると高価なモノです。
 ただ、ピッタリのサイズや、こだわりのアイテムはオーダーでしか手には入りません。
 家具をオーダーすると、単に目的を果たす為の道具に留まらず、想像以上に愛着が湧き、素敵で愛らしい、家族の一員のようになります。
 ご自分でイメージした家具。
 お気に入りの家具に囲まれる暮らしまでイメージしてみてください。
 どんな暮らしに、どんな思いで使うのか。細やかな対話を重ね、お客様だけの“特別”をカタチにします。
 
   
               
               
             
             
             
             
            